記事公開日:2020年2月23日
みなさん、こんにちは!みらくる(@mirai0157)です。
私は、SLE全身性エリテマトーデス・ループス腎炎です。
先日順天堂大学病院で、腎臓病の食事に関する栄養指導を受けたので、内容をシェアします。
あくまでも参考に、ご自身の病態に合わせて調整していただければと思います。
なぜたんぱく質を減らす必要があるの?
食事からとったタンパク質が身体の中で、代謝される時に老廃物が残ります。
この老廃物を、ろ過して身体の外に出しているのが腎臓です。
たんぱく質をたくさんとりすぎると、腎臓の負担が大きくなる。
メインディッシュは半分に
たんぱく質のとりすぎは、腎臓を傷つけてしまうため、
普通の食事のお肉の半分。お魚の半分。
納豆ご飯なら、納豆を半分。
と、メインディッシュの主菜を半分にするように指導を受けました。
エネルギーの確保
低タンパクの食事を作ろうとすると、
主食もおかずも減らさなければいけなくなる。
そうなると全体のエネルギー量が少なくなってしまう。
それを補うために、植物性の油を意識的に摂取するように指導を受けました。
もち麦を利用する
食物繊維豊富で、腹持ちの良いもち麦を、ご飯に混ぜて炊く。
おやつには、そのご飯を食べるとGood!
味付けの仕方に工夫を
煮物を作る時は、浸透圧で中まで味付けをしてしまうのが一般的。
しかし、そうすると塩分とりすぎになってしまいます。
そこで、人間は食べ物の表面に味がついていれば味を感知するという性質を利用し
お魚であれば照り焼きにして、表面だけ味をつけたり
お肉であれば、炙って表面だけ軽く塩を振る。
表面にだけ味をつける、ということを意識すると、
ぐっと塩分量を抑えられます。
色々とカロリー計算など始めると、訳が分からなくなってしまう腎臓病の食事。ポイントを押さえるだけで、日々の食事はずっと考えやすくなります。ぜひ、実生活の中で参考にしてみてください。