先日婦人科で、子宮体癌と子宮けい癌の検査を受けてきました。

子宮けい癌は、腟の奥の子宮の入り口部分。
子宮体癌は、子宮の部分を言います。
画像引用:公益社団法人東京都予防医学予防医学協会
検査の具体的な内容は、先生が細い金属製の器具で、子宮をまさぐり血がドバドバ出てめちゃめちゃ痛いというものでした。
その検査が終わり、2週間後ぐらいに検査結果を聞きにいきました
もくじ
子宮けい癌・異形成
子宮体癌は問題ありませんが、子宮けい癌の方は異形成ですね。
異形成??!!!
異形成は、癌になる前段間のグレーゾーンの形態です。
それって治るんですか?
癌が形成されるまでは、長い時間がかかります。数年後、治って消える場合もあるし、異形成の段階を経て、子宮けい癌になる場合もあります。
子宮けい癌は何歳の女性に多い?
子宮けい癌は何歳の女性に多いんですか?
40~50代の女性ですね。
初期症状は?詳しい検査方法は?
初期症状としては、どんなことが起きるんですか?
異形成の場合、初期症状はありません。
さらに詳しく検査するコルポ外来と呼ばれるものをします。
コルポ外来?!具体的にはどんなことをするんですか?
膣拡大鏡(コルポスコープ)で、子宮頸部を観察します。病変部位を数mm、数カ所採取して検査します。
その際、多少出血を伴うこともあるが、通常は数日以内に落ち着くことがほとんど。
ぐげげ!痛そう!!!
子宮けい癌の進行の程度
60〜80%は2年以内に消退
約10%は5年以内に進展
約40%が消退
約20%が進展
2年以内に約20%が消退
約30%が進展
注意すべきこと
進行は比較的に遅いため、経過観察をきちんと行っていれば早期に治療を行うことができる。
- 逆に経過観察・毎年の定期検診を怠ると癌が進行。
- 不正出血の症状が出てからでは、子宮温存が不可能。
- さらには根治もできない危険性もでてくる。
- 原則、進行癌にならなければ症状は全く出ない。
必ず、病気がよくなった後も毎年かかりつけの病院、産婦人科検診を受けることが大切。
治療法
円錐切除(えんすいせつじょ)

画像引用:国立がん研究センター
- 子宮頸部を、円錐(えんすい)状に大きく切除する方法。
- 全身麻酔で約30分。
- 入院4〜6日
- 子宮頸部を大きく切除するため、病気の診断がしやすい。
- 病変の遺存や再発が4〜5%と少ない。
- 子宮が温存されるため妊娠・出産は可能。
- しかし、早産・破水・不妊などのリスクは多少あり。
- 約10%の患者は術後約10日頃に出血を起こすことがある。
- 大量の出血が一週間以上続く場合は、外来受診をする必要あり。
子宮全摘

画像引用:国立がん研究センター
- 利点、再発がほとんどない。
- 欠点、合併症(感染・血栓症など)のリスクが円錐切除よりもあること。
他の治療方法として、準広汎(こうはん)子宮全摘出術、広汎子宮全摘出術など色々あるようです、詳しくは国立がん研究センターのサイトをご覧ください。
参考資料
順天堂大学病院からもらった資料


参考機関URL
定期的な検査が必要であることが今回の学びです。
そして、異形成がよくなって無くなることを願おうと思います・・・!