記事公開日:2020年2月11日 記事更新日:2020年2月13日
みなさん、こんにちは!みらくる(@mirai0157)です。
岩瀬大輔さん著書の「入社1年目の教科書」を読みました。
岩瀬さんは出口治明さんと共に、ライフネット生命保険を2008年に設立。
昨年2019年にライフネット生命会長を退任しています。
この岩瀬さんの学歴、眩しすぎて目が開けられません。
開成高校→東大法学部→ハーバート・ビジネススクール。そして東大在学中に司法試験に合格するというエリート街道まっしぐらの方です。
一言で言えば、意識がとても高く、何事にも貪欲でクリエイティブに仕事を捉える男!
そんな方の仕事の流儀に触れる機会ってそうそうありませんよね。
いやはや、本ってホントに幸せな媒体ですね。「読書は著者との対話である」と言いますが、まさにこの事。鬼アツに語りかけてくれます。
今日はその本の中から、印象に残った部分をピックアップしてご紹介!
他にも意識改革のエッセンスがたくさん詰まっている本です。
もくじ
何があっても遅刻はNG!
新卒入社や転職初年度の社員に対して、受け入れる側が最初に持つのは、
優秀な人物であるかどうかという視点ではない。
「社会人として当たり前のことを、ちゃんとやれる人物か」
- 最初が肝心!
- 人物を値踏みする目が注がれていることを意識すること。
- 新人時代の印象で、その後のキャリアが決まると思って行動
たった1度の遅刻によって、
チャンスを逃し
あなたの能力を発揮する機会さえも、奪われてしまうこともあるので注意!
メールは24時間以内に返信
ちょっとバタバタしていて、メールが返せなくて・・・。
その気持ちも分かります。
しかし、よく考えてみれば、返信一本する時間は、ほんの数分。
本書では、対応が早いだけで2割増の評価が得られると書かれています。
まずは「やっていません」「これからやります」など
途中報告でいいから返信すること。
これならメール不精の私もできそうです!笑
分かりやすいメール
- 要件を冒頭おく
- その後具体的な内容を書く
仕事の優先順位をつける上で大切なこと
仕事をする上で確認すること。それは
「いつまでに必要か?」
「何のために必要か?」
それぞれの目的によって、作業は変わってくる。
目的によって優先順位すら変わってくる。
上司からのオーダーはつまり、
「プロジェクトから切り出した1部分」
1つ1つの仕事がどこを目指しているかを知ることで、退屈な単純作業の意味は激変します。モチベーションも上がります。
単純作業こそ、その仕事が持つ意味を問い、
背後にある大きな目的を意識することで、より良い仕事ができる!
単純作業こそクリエイティブに
もしデータの入力を頼まれたとして、単に入力することだけを考えて取り組むと、辛くて面倒な仕事に思えてなりません。
そんな時は・・・
データを入力し終わった後の使い方を想像してみましょう!
円グラフなのか、棒グラフなのか、折れ線グラフなのか?他企業やライバル企業との数字との比較もありかにゃ?
こうしてみると、単純作業のデータ入力も違った顔を見せるもの。
そして、その仕事が膨大で単調で退屈だったら、
次にデータ入力を担当する人が効率的に作業を行うためのパターンを考え出してください。
- 入力する前に、数字にマーカーをひく
- 単位や品目などを予め打ち込んでおいたテンプレートを用意する。
いくらでもアイディアは出てきますね!
「つまらない仕事、単調な仕事には
改善の余地がある」
単純作業も違った様相を見せるはず。
他に方法はないか。
本当にこの仕事は必要なのか?
仕組み化を検討した後は、
この作業そのものをなくすことを
考えてみてもいいかもしれません。
作業時間の短縮を「ゲーム化」として捉え、
どんな改善を加えればいいか考える。
さらに仕事が楽しくなりますね!
仕事は根回し
会議の作業フロー
会議で結論を出すまでに、いくつかの作業フローがある
- 情報を共有する
- 論点を頭出しする
- 論点に対する出席者の考えを醸成する。
- 議論する
- 結論を出す
会議の前の事前フィードバックの目的
「基本的なことの合意形成」
「対処可能な反応をつぶす」
苦手な人には「惚れ力」を
人間関係をストレスにしない方法は「惚れ力」です。
多かれ少なかれ、誰もが人に誇れる何かの経験を持っているもの。
欠点は誰にでもあり、悪いところを見るときりがありません。
嫌いな部分、苦手な部分は、単なる特徴として捉えればいいのです。その人にどういう強みがあるか。
そう考えながら、人と付き合ってみる。
人は、自分に好意を持ってくれる人を邪険に扱わない
しかし、相手から嫌われているという空気は必ず伝わります。
どんなに気難しい上司でも、良いところを見つけて尊敬すれば、おそらく嫌われることもないでしょうし、チャンスをもらうこともできる。
嫌いな人、苦手な人ほど懐に飛び込んでみることも自分を高めるための手段になるかもしれません!
アウトプットがゴール
ある本を読んだ時「あぁ、勉強になったなぁ」
と本を閉じてしまっては、勉強した意味はありません。
自分の生活やビジネスで、どう当てはめられるかという視点で読んでいきます。
この部分はそのまま使える。この話はこう読み替えればいいのではないか。
ビジネスパーソンの勉強は、必ずアウトプットと結びつけるべき。
教養として漫然と読むだけでなく、常に「So What?」に落とし込むように読まなければならない。
ビジネス書を読む行為は、著者との対話というよりも、一方的にこちらが考えるための素材だと僕は思っています。自分から乗り込んで宝探しをするように、読んでいくと毎回違った発見があり、それをアウトプットに生かすことができる。
セミナーの価値
セミナーに価値があるとすれば、モチベーションアップです。
中途半端なお金をかけてセミナーに通っても、人間はそう簡単に変われるものではありません。
単に聞いているだけ、インプットしているだけでは、せっかくの勉強会も意味のあるものにはありません。
常に自分の仕事との関連づけを行い、アウトプットに繋がるように勉強会を利用しなければなりません。
ただ単に時間を共有しただけでは、それこそ時間の無駄です。
勉強を続けないと人は変われない。
続けるためには、自分にとって都合のいい先生、自分にとって心地よいペースメーカーを見つけることで全てが決まる。
自分にとって心地よい先生が最良の先生。
それが勉強を継続する原動力。
継続することで、新たな何かを得ることができる。
ペースメーカーとしての資格試験
ピアプレッシャーを受けるためには、自分よりも優秀な人たちと組む必要がある。意識の低い人といると傷の舐め合いになり。かえってマイナスになってしまう。
自分よりもストイックな人、自分よりも本を読んでいる人、そういった人たちと組まないと、単なる自己満足で終わってしまう。
そういった意味で、資格試験に挑むことは効果的。
同じものを目指している人たちから、有形無形の刺激を受けるから。
もちろん資格を習得することが目的ではない。
本当の目的は、刺激を受けること、ペースメーカーとしての効果なのです。
「入社1年目の教科書」より
何はともあれ貯金
「若いうちは貯金なんかしなくていい。どんどん遊べ。若い自分に投資することによって、人間的な成長が促進される。」
昔からよく言われることですが、一面では正しいと思います。
でも、やはり貯蓄することをおすすめしたいのです。
「入社1年目の教科書」より
貯金である程度の金額がまとまると、貯蓄と資産と認識するようになる。
そこで引き続き、貯蓄するのか、株を買うのか、ものを買うのか。
資産をどう活用するかという観点が生まれてくる。
貯蓄をすることで、投資という発想を持つようになる。
投資をするためには、投資対象の商品内容を知らなければならない。
貯蔵することが、お金のリテラシーを身に付けることにつながる。
目の前にまとまった自由に使えるお金があったら、人間の行動は変わる!
貯蔵をして原資を作り、投資をするためのお金の勉強をする。
投資のリターンを得られる保証はないが、勉強することで自分へのリターンは確実返ってくる。
常に自主的に工夫を凝らし、提案し、実行し、他の人とは違う成果を提出し続ければ、次に依頼される仕事は単調なものではなくなることを、この本は教えてくれました。